こんにちは!
現役小児科クリニック看護師のyuiです\(◡̈)/
毎年、寒くなってくると
流行するインフルエンザ…
10月に入ると、予防接種がはじまる
医療機関も多いと思います
そこで、インフルエンザについて
数回に分けて、
詳しくお伝えしていきたいと思います
!
今回は、脳炎・脳症についてです。
なぜインフルエンザが恐れられるのか・・・
小児科でインフルエンザが
恐れられる理由は、
1~3歳くらいの小さなお子さんに
インフルエンザによって
脳炎・脳症が起こることがあるからです
最近は減少してきましたが、
年間100~200人前後のお子さんが
脳炎・脳症にかかっています
また、理由は不明ですが、
日本人に多い傾向にあり、A香港型の
流行時に多くなるとも言われています。
脳炎・脳症は、
・けいれん
・意味の分からない言動
・意識障害
などで始まりますが、
発熱から数時間~1日という、
非常に短時間に起こることがほとんどです。
死亡率は30%くらいで、
後遺症が残ることも多い、重い病気です
とはいえ、脳炎・脳症でなくとも
高熱のために、「虫が見える」とか、
ちょっと変なことを言うこともあります。
すぐに普通に戻るようであれば、
“熱せんもう”という状態ですので、
慌てないようにしましょう。
ただし、そのような状態が続くときは
注意が必要です
ところで、
「インフルエンザワクチンは脳炎・脳症を予防する」
と言ってよいものかどうかは、結論は出ていません。
しかし、年間200人前後の
脳炎・脳症のほとんど全員が、
ワクチンを受けていない人たちだった
という年もあります。
予防接種の効果は確実ではありませんが、
子どもたちが小さいうちはとくに、
できれば接種をオススメしたいと思います。
次回は、インフルエンザワクチン
について、お伝えしたいと思います