正しく理解しよう!小児科でよく処方されるお薬『吐き気止め』の役割について

こんにちは!

現役小児科クリニック看護師のyuiです\(◡̈)/icon-heart

 

 

“小児科でよく処方されるお薬”、

今回は、『吐き気止め』について

お伝えしたいと思います icon-smile-o

 

子どもたちは、よく吐きますよね…

 

原因はいろいろありますが、

嘔吐の原因が消化不良症状で

吐き気が続いて苦しい様子であれば、

吐き気止めが処方されることが

多いと思いますicon-lightbulb-o

 

とくに、よく処方されるのは

吐き気止めの坐薬です。

 

これは、吐き気で苦しんでいる子どもたちに

薬を飲ませるのは難しいので、

坐薬で処方されることが多いのです。

 

坐薬を使用したら、

だいたい30分~1時間くらいで効いてくるので、

そのあとに少しずつ水分を与えてあげましょうicon-lightbulb-o

 

まずは、スプーン1さじからにします。

1さじあげても気持ち悪そうな様子がなければ、

2さじ、3さじと徐々に増やしていきましょう。

 

くれぐれも、すぐに食べさせたりしないようにします icon-hand-o-up

 

ただ、消化不良症状は急に改善することも多く、

たとえば受診したあと、家に着いたときには

元気になっていることも多々あります。

 

その場合は、無理に吐き気止めを使う

必要はありませんので、様子を見ながら

適切なタイミングで使ってあげましょうicon-star

 

薬は、あくまでも補助的なものです。

吐いたら必ず使わなければならない

というものではありませんので、

どういうときに使った方がいいのか

きちんと医師にも確認しておきましょう。

 

 

最後に、吐き気止めは

「食べるために使う」ものではありません。

「なんとか水分をとるため」のものです!

 

吐いているときは

無理に食べさせなくても大丈夫なので、

胃を休めてあげるくらいの気持ちでいましょうicon-thumbs-o-up

 

また、脱水になることを心配されるかもしれませんが、

水分も、寝ているところを

わざわざ起こしてまであげなくても大丈夫なので、

目が覚めてからゆっくりあげてみましょう。

 

脱水が気になる場合は、

おしっこが出ているかをチェックしましょう。

小児科では、尿が出ているかどうかも聞かれますので、

必要な情報として確認してみてくださいね icon-hand-o-up