こんにちは!
現役小児科クリニック看護師のyuiです\(◡̈)/
前回の『熱性けいれん』の続き、
【熱性けいれんの対処法】について
お伝えしていきます!
熱性けいれんの対処法
①静かに寝かせる
嘔吐することがあるので、
顔を横に向けて寝かせます。
身体が固くなっているときは、
無理に動かさなくても大丈夫です。
衣服を少しゆるめて、
そっとしてあげましょう
②時計を見て時間を確認する
けいれんしている時間を測りましょう。
③口の中にものを入れない
舌を噛むようなことはありませんので、
口には何も入れないようにしましょう。
舌を噛んでしまうかもと、
口に押し込んだもので窒息する
可能性があり、危険です
④けいれんの様子を落ち着いて観察する
身体のどの部分から
けいれんが始まったのか、
けいれんに左右差はないかを
落ち着いて確認しましょう。
⑤10分以上続く場合は救急車を呼ぶ
通常は5分以内でおさまりますが、
10分以上続くときは、
救急車
を呼びましょう!⑥体温を測る
体温は、落ち着いて
最後に測る程度で十分です
これらの対処と同時進行で、
かかりつけ医の診療時間内であれば、
クリニックに電話して相談しましょう!
そして、もし夜間や休日に
救急外来で診てもらったときには、
翌日以降にかかりつけ医を受診して、
今後の対応を一緒に確認しましょう
救急外来では、とりあえずの
処置をするだけですので、
たとえば、今後熱が出たときのために、
予防的に抗けいれん薬を
使ったほうがいいのか等、
普段診てもらっているかかりつけ医と
対応を一緒に考えておく必要があります。
たとえば、抗ヒスタミン薬は
けいれんを誘発するため
控えたほうがいい等、
熱性けいれんを経験すると
注意しなければならない
こともありますので、
かかりつけ医と情報共有をすることは
とても大切です
初めて熱性けいれんを経験すると、
とてもビックリして
あわててしまうかと思いますが、
熱性けいれんのほとんどは
心配のないけいれんで、
緊急性はありません
落ち着いて、あわてずに、
お子さんの様子をしっかり確認して
対処できるよう、 参考にしていただけると嬉しいです。