覚えておきたい!『異物を飲んだ、詰まった、入った』時の対処法を伝授!

こんにちは!

現役小児科クリニック看護師のyuiです\(◡̈)/icon-heart

 

子どもたちは、好奇心旺盛で

なんでも口に入れてしまいますicon-lightbulb-o

 

口に入れたものが

食道に入れば、誤飲

気管に入れば、誤えん

の事故になります icon-frown-o

 

異物を飲んだり、詰まらせている場合には、

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①いつ、何を、どれくらい飲んだか

②顔色や機嫌はどうか

を、まず確認してください。

 

異物を喉に詰まらせているようなら、

上体を下向きにして

背中を叩いて吐かせることが第一ですが、

それでも喉に詰まっていたり、

何を飲み込んだかわからないとき、

中毒の心配があるときは、

すぐに受診icon-ambulanceしてくださいicon-warning

icon-star口に異物が入った場合

まずは口に異物が入ってしまった場合を

みていきましょうicon-lightbulb-o

背中を叩いて吐かせる方法(背部叩打法)

立膝をしたママの太ももに

赤ちゃんをうつぶせにし、

赤ちゃんの頭を胸より低くして

背中を数回叩きます。

illustration by フリーメディカルイラスト図鑑

肩甲骨の間を、腰から首まで

叩き上げるのがコツです!

 

口に指を入れて吐かせる方法

赤ちゃんの口に指を入れて吐かせます。

赤ちゃんの口を大きく開かせて、

舌の付け根を強く押すのがコツです!

 

口の中からかき出す方法

口の中に異物が見えている場合は、

両頬を押して、口の中が見えるようにし、

指でそっとかき出します。

奥に押し込まないよう、注意してくださいicon-warning

 

ちなみに、3歳児が口を開けた時の大きさは、

最大で約39mm程度です。

39mmより小さなものは、誤飲の危険があります!

 

また、のどの奥までは約51mm程度あるため、

39mm以上のものでも、

斜めにしたり、横にしたりすると、

口に入ってしまうことがあるので

注意してくださいicon-warning

icon-star目や耳や鼻に異物が入った場合

次に、目や耳や鼻に異物が入った場合は、

無理に取り出さないようにしてください。

かえって傷つけてしまったり、

奥に押し込んでしまう恐れがあります。

 

目に入った場合

こすらないようにし、

目に入ったものを確認します。

砂や小さなゴミの場合は、

水で洗い流します。

出てこないときは、

角膜を傷つける恐れがあるので、

むやみに取り出そうとせず、

自然に出てくるのを待ちましょう。

 

耳に入った場合

耳に虫が入ってしまった場合は、

ペンライトなどで光を入れて、

虫を誘い出します。

それでも出てこない場合は、

ベビーオイルやオリーブオイルを

たらして虫を殺し、虫が暴れて

鼓膜を傷つけないよう対処します。

耳鼻科を受診して、診てもらいましょう。

 

鼻に入った場合

出口付近に異物がある場合は、

子どもであれば、片鼻をふさいで

フンッと吹き出させるか、

こよりなどでくすぐり、

くしゃみをさせて取り出します。

奥に入っている場合は、無理をせず

耳鼻科を受診して、診てもらいましょう。

 

icon-star中毒110番

最後に、「中毒110番」は、

誤飲(中毒)のときの対処の仕方を

教えてくれます icon-smile-o

 

何を飲んだときに、どうすればいいかは、

「日本中毒情報センター」のホームページにも

掲載されていますので、参考にしてくださいicon-thumbs-o-up

 

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■中毒110番

大阪:072-727-2499(365日、24時間)

つくば:029-852-9999(365日、9時~21時)

 

■たばこ誤飲事故専用電話

072-726-9922(365日、24時間)

 

■日本中毒情報センター

中毒事故が起こったら(家庭でできること、やってはいけないこと)