こんにちは!
現役小児科クリニック看護師のyuiです\(◡̈)/
今回は、あわててしまいがちな
『熱性けいれん』について
お伝えしたいと思います
まず最初に、けいれんで一番大事なことは
“とにかく、あわてないこと”です!
子どもたちは、脳の発達が未熟なので
熱が急激に上がったという変化についていけず、
けいれんを起こしてしまうことがあります。
これを、『熱性けいれん』といいます。
約5%くらいのお子さんが
熱性けいれんを起こすと言われていますが、
ほとんどのお子さんが5分以内でおさまり、
後遺症もありません
つまり、典型的な熱性けいれんは
緊急事態ではないのです!
どんなものかを確認しておきましょう。
*けいれんが10~15 分以内でおさまる*38.5℃以上の発熱がある
*その日1回だけで、反復しない
*左右でけいれんの差があまりない
*初めてのけいれんが、生後6ヶ月以上~4歳くらい
*けいれんの後に意識が回復する
(けいれんの直後は、しばらく眠ってしまうことも多いので
判断が難しいかもしれませんが…
身体がやわらかく、顔色もよく、
いつもの寝姿と同じであれば、大丈夫です!)
*嘔吐がない
*けいれんがおさまった後は、手足を自由に動かすことができる
以上の条件に当てはまっていれば、
ほぼ典型的な熱性けいれんと考えて大丈夫です!
上記に当てはまる場合は、夜間や休日であれば
救急センターを受診することになりますが、
すでにけいれんがおさまって意識も回復していれば、
救急車を呼ぶ必要はありません
また、よくけいれんと間違われるのが、悪寒です。
急に高熱が出てきたときなどは、
ゾクゾクして手足がピクピクと震えるような
ことがありますが、これは悪寒ですので心配いりません
意識があれば、けいれんではありませんので、
けいれんの起こり方をよく観察してあげましょう
次回は、けいれんの対処法について
お伝えしていきたいと思います