夏の感染症『手足口病』・・・覚えておきたい知識と対処法!

こんにちは!

現役小児科Nsのyuiです\(◡̈)/icon-heart

 

自粛生活も緩和され、

登園、登校の始まった方々も

多くなってきましたでしょうか?

 

集団生活が始まると、

やはり気になるのが感染症ですねicon-tint

 

今日は、夏に流行る感染症…

『手足口病』についてお伝えします!

 

 

 icon-hand-o-right 『手足口病』

コクサッキーウイルスや

エンテロウイルスによる、

飛沫感染で発症する。

手のひらや足の裏、口の中に

小さな水泡や赤い発疹ができる。

潜伏期間は3〜6日くらいで、

約1週間ほどで発疹は消える。

熱は出ても37〜38℃台で、

1〜3日くらいで下がることが多い。

 

夏風邪の一種で、1〜5歳頃までに

よく見られる感染症です。

 

飛沫感染や、

(便の中に排泄されたウイルスが

口に入って感染する)

 

経口感染

(便の中に排泄されたウイルスが

口に入って感染する)

 

によって、感染します。

 

感染してから3〜6日後に、

手のひらや足の裏、口の中に

小さな水泡や赤い発疹ができます。

 

膝やお尻に出ることも多いですicon-lightbulb-o

 

口の中にできる発疹は、

破れると潰瘍になり、痛がりますicon-tint

 

発疹は、約1週間ほどで消え、

熱は出ても37〜38℃台で

それほど高熱にはならず、

1〜3日くらいで下がりますicon-pagelines icon-smile-o 

 

手足口病に特効薬はなく、

特別な治療法はありません。

経過観察をし、症状に応じた

治療が一般的です。

 

 

ただ、口の中は痛むこともあるので、

食事は薄めの味付けにし、

熱いもの、冷たいもの、酸っぱいものは

控える工夫が必要ですicon-thumbs-o-up

 

口の中が痛くて、水分を摂るのも

嫌がることがありますが、

水分補給はこまめにするよう

気をつけましょう!

 

 

また、便の中に4週間程度

ウイルスが残っているため、

おむつ替えや子どものうんちを拭いた後は

手をよく洗い、子どもたちにも

しっかり手を洗わせましょう!

 

 

登園に関しては、

園によって方針が違うこともありますが、

基本的には登園禁止の感染症では

ありませんicon-hand-o-up 

 

というのも、発疹が消えても

便にはウイルスが潜んでいたりと、

発疹が出ている間の

登園を禁止したところで、

流行を阻止できるわけではないからですicon-tint

 

 

感染力は強い病気ですが、

軽い症状で治ってしまうことが

ほとんどです。

 

ただし、できるだけ感染を広げないよう、

排泄物の取り扱いや、手洗いに

注意するよう心掛けましょうicon-star