こんにちは!
現役小児科Nsのyuiです\(◡̈)/
今日は、夏に流行る感染症…
『ヘルパンギーナ』についてお伝えします!
コクサッキーウイルスA群などによる
飛沫感染で発症する。
高熱、のどの痛みが特徴で、
不機嫌になることが多い。
口の中が痛く、水分や食事が
思うように摂れなくなるため、
脱水に注意が必要!
夏風邪の一種で、
6ヶ月頃からかかります。
突然39℃前後の高熱が出て、
同時にのどの奥の方に水泡ができます。
そのため、のどが痛く、
赤ちゃんはよだれ
が多く出ます。
水泡が破れると、
のどの痛みがひどくなり、
ツバを飲むのも辛くなります
咳や鼻水が出ることはありませんが、
軽い下痢や吐くことがあります。
高熱とのどの痛みで、
機嫌はとても悪くなりますが、
そのほかの症状は軽く経過もいいので、
特別な治療はしなくても自然に治ります
のどの水泡は、約1週間ほどで消えます。
口の中が痛むので、
熱いもの、酸っぱいもの、固いものなど、
刺激の強い食べ物は避けて、
薄味で喉ごしのいいものを
少しずつ与える工夫が必要です
のどの痛みは、熱が下がってからも
続くことがあるので、脱水に注意し、
痛みのあるうちは安静に過ごしましょう
手足口病と同じく、便の中に
4週間程度ウイルスが残っているため、
おむつ替えや子どものうんちを拭いた後は
手をよく洗い、排泄物の取り扱いに
注意してください!
ヘルパンギーナも、登園に関しては、
園によって方針が違うこともありますが、
基本的には登園禁止の感染症ではありません。
ただし、熱が下がり、
通常の食事が摂れるまでは
安静にしてお休みしましょう
どんな感染症も、
基本的にはしっかり手を洗うことが
一番の予防法です
手をよく洗い、感染をできるだけ
広げないよう心がけましょう