夏の感染症の一つ『プール熱』って何?対処法はこちら

こんにちは!

現役小児科クリニック看護師のyuiです\(◡̈)/icon-heart

 

今日は、夏に流行る感染症…

『プール熱(咽頭結膜熱)』

について、お伝えします!

 

 

 icon-hand-o-right 『プール熱(咽頭結膜熱)』

アデノウイルスによる

飛沫感染で発症する。

39℃以上の高熱と

のどが赤く腫れて痛み、

目に結膜炎の症状を伴うのが特徴。

症状が治って2日間を経過するまで

登園・登校は停止!

 

 

アデノウイルスの感染が原因の夏風邪で、

プールの水を介して感染することがあるので、

「プール熱」と呼ばれます。

 

ですので、プールに入ったあとは、

目や身体をよく洗うようにしましょうicon-thumbs-o-up

 

 

1歳以降の子どもがかかりやすく、

赤ちゃんの場合は、きょうだいから

感染することが多いですicon-tint

 

潜伏期間は1週間くらいで、

39〜40℃の高熱が出て、

のどが赤く腫れて痛みます(><)

 

目の充血、涙目、目やにが出たりする

結膜炎の症状を伴い、

鼻水や咳が出ることもあります。

 

熱は4〜5日で下がり、

他の症状もしだいに治ってきます。

 

 

ウイルス感染によるもので、

特効薬はありません icon-frown-o 

 

熱でつらそうな時は

解熱剤を飲ませたり、

身体を冷やしてあげましょう。

 

目の症状には、

点眼薬が使われることもあります。

 

 

高熱が続いたり、

のどの痛みで食欲が落ちるので、

冷たいスープなどを飲ませてあげるなど

工夫をしながら、脱水に気をつけましょう!

 

また、結膜炎は家族にも感染しますので、

タオルは共有しないようにしたり、

目やにを拭いたあとは

しっかり手洗いをしてください!

 

 

プール熱は、学校感染症にあたるので、

主要症状が治ったあと2日間を経過するまで、

登園や登校は停止となりますicon-warning 

 

登園・登校許可書が必要な場合は、

小児科を受診して書いてもらいましょう。

 

 

プール熱は『咽頭結膜熱』の通称で、

①発熱・咽頭発赤

②結膜充血

の症状を満たすと、診断されます。

 

とはいえ、病気は時間の経過とともに

変化しますので、

最初は①の症状だけでも、

後から②の症状も出てくることがあります。

 

また、長くても2週間くらいで

症状は治りますが、

 

きょうだい間で感染し合い、

登園・登校ができないとなると、

お休みの期間も長期にわたり…

 

パパやママのお仕事への

出勤にも影響しかねませんicon-tint

 

 

感染を広げないためにも、

意識的に手洗いはしっかり行い、

感染対策を心がけましょうicon-star